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新年度に向けて — ストレスチェックを「離職予防」に変える3つのステップ

新年度に向けて — ストレスチェックを「離職予防」に変える3つのステップ

はじめに — 「高ストレス者がわからない」という壁

もうすぐ新年度。多くの企業で、今年度のストレスチェック結果を振り返り、来年度の実施計画を立てる時期です。

こんな声をよく耳にします。

「ストレスチェックは毎年やっているけど、誰が高ストレスかは企業に教えてもらえない。結果をどう活かせばいいのかわからない」

これは制度上、正しい姿です。ストレスチェックの個人結果は、本人の同意がない限り企業には通知されません。企業が「この人は高ストレスだ」と把握して個別に介入することは、法律上できない仕組みになっています。

では、企業はストレスチェックをやるだけで、何もできないのか?

そうではありません。「誰が」ではなく「何を」すべきかを導き出す。これが、COCKPITOSが提案する離職予防のアプローチです。3つのデータソースを掛け合わせることで、個人を特定せずに「組織として取るべきアクション」を抽出できます。

ステップ1:組織分析で「どの部署に」「どんな種類の」リスクがあるかを特定する

個人の結果は見えなくても、集団分析(組織分析)は可能です。10人以上の集団であれば、個人が特定されない形で部署ごとの傾向を把握できます。

ここで重要なのは、全社平均だけを見ないこと。部署別・職種別に分解して、以下の3軸で分析します。

  • 心身のストレス反応 — どの部署で不調傾向が集中しているか
  • 仕事のストレス要因 — 業務量の多さか、裁量の少なさか、対人関係か。原因の種類を特定する
  • 周囲のサポート — 上司・同僚からのサポートが不足している部署はどこか

「なんとなく雰囲気が悪い部署」ではなく、「量的負荷が高く、上司サポートが低いA部署」のように、個人ではなく部署単位でリスクの所在と原因を特定します。これが最初のデータソースです。

ステップ2:パルスサーベイで「今」の変化を捉える

ストレスチェックは年1回。この間にコンディションが急変しても、次の実施まで気づけません。

「半年前のストレスチェックでは問題なかった部署が、突然退職ラッシュになった」——こうした事態を防ぐのが、COCKPITOSのコンディション分析(パルスサーベイ)です。

1回3分の簡単な回答を定期的に実施し、部署別のコンディション変化をリアルタイムに追跡します。ここでも見るのは部署単位の傾向です。「営業部のコンディションが先月から急低下している」「サポート満足度が3週連続で下がっている」といった変化を、個人を特定せずに検知できます。

年1回の深い分析(ストレスチェック組織分析)と、日常的な変化追跡(パルスサーベイ)。この2つを重ねることで、「どの部署に」「いつから」リスクが高まっているかが見えてきます。これが2つ目のデータソースです。

ステップ3:スキルマップで「なぜ辞めるのか」の構造的原因を可視化する

組織分析とパルスサーベイで「どの部署が危険か」はわかります。しかし、「なぜ辞めるのか」の根本原因に踏み込むには、もう1つの視点が必要です。

それがスキルマップです。

スキルマップとは、従業員のスキルと業務に求められるスキルの「マッチ度」を可視化する仕組みです。COCKPITOSでは、このマッチ度を部署単位・職種単位で集計して分析します。

たとえば、こんな分析が可能です。

  • 組織分析で「やりがい」スコアが低い部署を特定 → スキルマップで確認すると、その部署はスキルと業務のミスマッチ率が高い
  • パルスサーベイで「成長実感」が急低下した部署 → スキルマップで見ると、上位スキルを持つ人材に単純作業が集中している傾向
  • ストレス要因「裁量の少なさ」が高い部署 → スキルマップで保有スキルに対して権限が小さいポジションに偏りがある

ここで重要なのは、すべての分析が集団レベルで行われるということです。「Aさんがスキルミスマッチで辞めそうだ」ではなく、「B部署ではスキルミスマッチが構造的に起きており、それがストレス要因になっている」という形で、組織が取るべきアクションが見えてきます。

3つのデータソースを掛け合わせて「取るべきアクション」を導く

まとめると、COCKPITOSの離職予防は以下の3つのデータソースの掛け合わせで成り立っています。

  • ストレスチェック組織分析 — 年1回の深い診断。部署別のリスク所在と原因の種類を特定
  • パルスサーベイ — 日常の変化追跡。リスクの高まりをリアルタイムに検知
  • スキルマップ — スキルと業務のマッチ度分析。「なぜ辞めるのか」の構造的原因を可視化

どれも個人を特定しません。しかし、3つを重ね合わせることで、「この部署では、スキルミスマッチによるやりがい低下がストレス要因になっており、ここ1ヶ月で悪化している。業務アサインの見直しと1on1面談の導入が必要」——このレベルの具体的なアクションが、個人を特定せずに導き出せるのです。

「高ストレス者を見つけて個別にケアする」のではなく、「組織の構造的な課題を検知し、職場環境を改善する」。これがストレスチェック制度の趣旨に沿った、正しい離職予防のアプローチです。

新年度の準備として

4月の新年度に向けて、以下のことを検討してみてください。

  • 今年度のストレスチェック組織分析レポートを、部署別に見直す
  • 離職率が高い部署と、ストレスチェック結果の相関を確認する
  • パルスサーベイやスキルマップなど、年1回のストレスチェックを補完する仕組みを検討する

もし現在のストレスチェックが「やって終わり」になっているなら、それは来年度を変えるチャンスです。

COCKPITOSは、ストレスチェックの乗り換えだけで離職予防のPDCAが回り始めるプラットフォームです。従業員がやることは今と同じ設問に答えるだけ。変わるのは、そのデータの使い方です。

詳しくは企業向けサービス紹介をご覧いただくか、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

参考文献・データソース

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